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2023年6月19日(月)

NPO法人日本炎症性腸疾患協会 理事長ご挨拶

日本炎症性腸疾患協会(CCFJ)理事長挨拶           2023/6/10 

私は亀岡信悟前理事長の任期満了に伴い、平成28年6月11日に本協会の理事長を拝命しました。本協会の立ち上げ、NPO法人化、そしてその発展に多大な貢献をされました福島恒男先生、亀岡信悟先生の後任として本協会の理事長を務めさせていただくことになり、その責任の重さを感じるとともに、関係の皆さまの努力により重要な各割を担っている本協会のために働く機会を頂いたことを大変ありがたく思っております。

 本協会は「潰瘍性大腸炎およびクローン病などの炎症性腸疾患が広く社会一般に理解されることにより、患者さん、ご家族の生活の質の向上に寄与する」ことを目的としています。本協会は医師が主体の「学術集会」や患者さんが運営する「患者さんの会」とは異なり、その役割は「患者さんに充実した社会生活を送って頂くために医学的見地、社会状況などを考え合わせて有効な方策を検討し、その結果を患者さんやご家族の生活の質の向上に役立てていただく」ことと思います。本協会は現在までにIBDニュース刊行、書籍の発刊、講演会の開催、IBDこどもキャンプ(パーティー)の開催など数多くの活動を継続し、近年は多くの皆さんにその活動の評価とご支援をいただいて、従来にも増して着実に有効な仕事をさせて頂いていると思います。

本協会は名称が「日本炎症性腸疾患協会」であり、今後の重要な活動方針として本協会の実績のある活動を更に充実させ、更に多くの皆さんと交流することを目的としてその活動を全国規模で展開することと思います。そのためには各地域での各職種の皆さんとの協力や人的および経済的基盤の充実などが不可欠です。また、現在行っている患者さんを対象とした講演会活動だけでなく、本協会の活動の質の向上、拡充のために医療関係者、患者さんの参加する教育セミナーの開催も検討すべき課題と思います。更に患者さんの「生活の質の向上」のため、患者さんの現状の把握、現在抱えている問題点などを患者さんと分析して、改善の方策を検討する取り組みが必要と考えています。これらの目的の達成には医療関係者、患者さんだけではなく、患者さんの社会生活に関わる多くの職種の皆さん、関連企業の皆さんの御協力が不可欠であり、是非、多くの皆さんに本協会の活動に関わって頂きたいと思います。本協会の活動につきまして様々な観点から御意見を頂いて、患者さんの社会生活の充実に寄与できるように理事、委員、事務局スタッフ一同で本協会を運営していきたいと思います。

今後ともよろしく御協力くださいますようにお願いします。

                                                                            日本炎症性腸疾患協会 理事長

                                                                                                  杉田昭

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